「将来は起業したいけど何を考えたらいいかわからない」
「自分のやりたいことを形にできる方法が知りたい」
「イノベーションを起こして成功したい」
こんな熱意のある方には、今回はとても参考になるものになります。
多くの人が、自己満足の起業をしている可能性があります。
自己満足の起業では長続きもしないし、結果も得られません。
今回は『ビジネスモデルキャンパスの作り方』を解説していきます。
■事業を立てる最低限の知識が身に付く
■集客に困らないビジネスモデルを立てることができる
目次
小さい会社ほどイノベーションを起こせ
ビジネスを始めるうえで、これまでにないサービスや商品を開発するのは容易ではありません。
大体のものは大企業がやっているからです。
しかし、小さい企業、フリーランスの人の方が新たなイノベーションを起こしやすい環境にあるのも事実です。
大企業では、階層も多く、経営陣トップから株主、役員多くの人の許可を得るため段階が多く、それに伴いジレンマも生じます。
しかし、小さい会社やフリーランスは1手目が早く、軌道修正もしやすいので、失敗を繰り返しながら行えることが大きなメリットです。
なので、まだ起業したばかりの人、今なら何度だって失敗してOKです。失敗したらすぐに別の手を考えればよいのですから。
ビジネスモデルの立て方
やりたいことではなく、解決してほしいことから始める
起業するときは、こちら側の供給とお客様の需要がマッチすることに価値があります。
ここでこんなお店したら儲かりますか?
よくこんなこと言って、相談をする人がいます。
でもこんな意見は起業側の意見に過ぎません。そこにお客様の需要(ニーズ)があるのか、しっかり調査しておかないと大変なことになります。
上の図のように、
企業側と顧客側に分けて考えておく必要があります。そして、共通の部分に”価値の提案=サービス・商品”があたります。
考える順番はこの数字の順番です。
多くの人は⑥や⑦から考えがちです。
最初は顧客はだれか。どんな人のニーズを満たすものかであることを意識してビジネスを考えましょう。
あなた(企業側)のやりたいことではなく、顧客への提供価値、ニーズを満たすものから考えなければビジネスは成功できません。
自分のサービスがある人はこれを埋めてみてください。すぐに埋められなかった人はこの先もしっかり読んでみてください。
顧客セグメント設定方法
以前もブログで書いたと思いますが、セグメントとターゲットの違い説明できますか?
セグメントは顧客のニーズに合わせた分け方ですが、ターゲットは顧客の個人情報から分けています。これをみてわかるとおり、ターゲットは無意味です。考えるべきはセグメントです。
美容院市場の例でいえば、来店する人は年代や性別はなんでもいいですよね。重要なのは顧客のニーズを満たせるかどうか。カットやパーマに特化したものなのであれば特定の人にはニーズを満たせ、競合とも差別化できます。
美容院経営するうえで、カットの技術ももちろん重要ですが、集客できなければ意味がありません。どんな人のニーズを満たせるのか、ここがビジネスのすべてです。
なので、ビジネスの相談をするとき、
●●があって、それに対して不を持っている人がいるからこれを改善したらビジネスになりますか?
こんな言い方で相談してみるとよいでしょう。逆にこれを言えないなら、考えが浅いですので、出直してください。
顧客のニーズを正確に把握する方法
ニーズの把握にはまず友人を5人以上集めてください。
ニーズ=不(不効率、不満、不平など)をどのように把握するのか、これは以下の図を使ってみてください。
使い方は以下のとおり↓
①仕事とプライベートで”不”を感じる時を書き出す
②共感してくれる人をアンケート
③共感してくれた人の特徴を整理
そこからは、人数が多いところから解決方法を考えてみましょう。
課題解決方法の考え方
ここまでできると課題が見えてきます。
課題の解決方法の考え方として”拡散”と”収束”を繰り返す方法があります。
What(何を)からHow(どのように)を考えていくことで具体的な方法まで考えることができます。
満員電車からビジネスを考えてみよう
例えば、満員電車という”不満”に対して共感が多いとします。
誰しも満員電車はストレスで、できれば避けたいもの。ここから先ほどの流れでビジネスを考えてみましょう。
満員電車が嫌な人の本当のニーズ
満員電車はみんな嫌いなもの。
しかし、満員電車が嫌な人の本当のニーズはなんでしょうか?
どういうこと?と思った人もいるかもしれませんが、以下の2つならどちらを選びますか?
①満員電車で30分通勤
②空いているバスで90分通勤
多くの人が①を選ぶのではないでしょうか?
ということは、満員電車を解決することだけが本当の解決ではない?
ここで深堀をしてアンケートをとってみます。
■なにもできない(非生産性)
■混んでて乗れないことがある
■人の匂いがきつい
特に、通勤の非生産性が課題として挙げられるとします。
ではどのようなものなら生産的な時間になるでしょうか。
■予約制で座れる
■コンセントがある
■寝れる安心感
■移動の心地よさ
■朝ご飯を食べる時間がない
満員電車の課題解決
これを解決できたビジネスを知っていますか?
今すぐ、『YUGA×ネスカフェ』を検索してみてください。
これは通勤バスに朝食がでて、優雅な朝を過ごしながら通勤ができるサービス。2019年に期間限定で運行されました。しかも費用は無料。定員は10名でしたが、こんなサービスがあったら毎日使いたい。
このサービスの顧客はバスに乗る人ではなく、企業側にした点がまた特徴的です。起業は福利厚生の1つにこの通勤バスの利用できるようにしていたため、社員も自己負担なく、通勤ストレスもないという。
これは満員電車を解決したのではなく、非生産時間を解決した例です。
まとめ
ビジネスを始めるときは自分のアイディアから始めたくなるもの。しかし、そこにニーズがなければただの自己満足でしかない。
そのニーズも「満員電車が嫌だ」のような浅いニーズで終わってしまっては課題が解決しません。本質的な部分にいかに近づけるかが重要になってきますね。
ビジネスを始めるにはここをしっかり整理↓
①顧客はどんな人?
②何がその人の価値になるの?
③どうやって広げていくの?
④どうやって顧客をリピートさせるの?
⑤いくらどう儲かるの?
⑥自社の何を使ってそれを提供するの?
⑦どういう風に進めるの?
⑧誰と一緒にやるの?
⑨いくらかかるの?
この順番で考えていけば、十分整理できていることになります。
■ビジネスは顧客のニーズから考える
■ニーズを深堀りし、本質的なニーズを把握する
■課題解決方法はダブルダイヤモンド思考
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UR-Uは学びの場でもあり、収益化もできる社会人のための学校です。
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