経営をしている、今後したいと思っている皆さん
経済について理解できていますか?
「経営するのに経済なんて難しいのはいらない」
そう思った人、絶対読んでください。
■経営に必要な最低限の経済の知識が身に付く
■これからの時代に合った事業が考えられる
目次
経営に経済が必要なワケ
「経営に経済は必要あるの?」
そう思ったあなた!関係大ありです!
経済とはなんですか?と聞かれて説明できるでしょうか?
毎日のようにニュースでは、
「トランプ政権で日本経済の影響は?」
「103万円の壁で経済活動どうなる?」
などと耳にすることがあると思います。
しかし、しっかり理解できていない大人は意外と多いです。
大学では、経済学部や経営学部などがありますが、これらはどちらも理解しておかないと時代に乗り遅れた経営者になってしまいます。
経済をGoogleで検索すると、以下のように出てきます。
経済とは、人間の生活に必要な財貨・サービスを生産・分配・消費する活動。また、それらを通じて形成される社会関係。
比較的わかりやすい言葉で示されています。
経済はマクロ、経営はミクロです。
例えるなら、経済は森で経営は木ということになります。
目の前の木を育てていくためには、全体を見渡し、現状を把握する必要があります。
周りの木が枯れ始めているのに、周りを見ずに自分の木ばかり育てようとしては経営もうまくいきません。
経営に必要な経済知識
まず、日本経済の現状や経済の知識について説明していきます。
日本は成長していない国
GDPという言葉、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
では、GDPとはなにか説明できる人もこれまた少ないのが現状です…
GDPとは、一定期間内に国内で生産されたモノやサービスの付加価値の総額であり、国内総生産を意味する
いわゆる、日本人の”儲け”を合計したものに近いでしょう。
このGDPが高いことは景気が良いことも意味し、経済指標によく使われます。
GDPの世界ランキングは以下のとおりです。
1位 アメリカ
2位 中国
3位 ドイツ
4位 日本
5位 インド
「日本4位ってすごい」と思った人、ヤバいです。
今年になり、日本は3位から4位に下がりました。
世界の経済成長率を見ても、日本は世界平均より低いです。
日本は他の国に比べ、経済成長が乏しい国といえます。
(労働政策研究・研修機構のHPより引用)
実質賃金、給料の推移を日本と世界を比べてみるとすごいです。
世界主要国は2倍近く上がっていますが、日本の賃金はほぼ横ばい
こんなにも世界と差があります。
「日本は豊か」なんて時代は終わりつつあるのかもしれません。
これは、日本国民が悪かったというよりは、政府の経済運営の誤りだったのではないかと言われています。
消費税導入や税金のタイミングなど、ここは私たちではコントロールできません。
インフレとデフレ
こんなことを自分の子供に聞かれて答えられる人、いますか?
これをしっかり答えられる親でいたいと私は思います。
インフレ
インフレは供給より需要が多いことです。
いわゆる、「欲しい!」という人が多い状態です。
なので、モノが売れます。
物が売れるので、物価も高くなります。
インフレだと物価は上がります。
デフレ
デフレは、インフレと反対で、供給が多いことです。
買ってほしいけど、消費者は買わない。
なので、モノは売れにくくなります。
物が売れないので、物価も安くなります。
デフレは物価が下がります。
物価を下げて消費行動が増えればよいのですが、そう簡単ではありません。
物価を下げても消費が増えないとデフレスパイラルに陥ります。
物価を下げて、買われなければ当たり前に売上が下がります。
売上が下がれば収入も減り、消費もしなくなる。
これは循環すると景気が悪くなっていきます。
これを解消するために様々な金融政策が立てられるんですが、この政策がうまくいかなかったのも日本経済が成長してこなかった理由の一つなのかもしれません。
インフレだから景気がいいは嘘
先ほど言ったように、インフレは消費が活発になることです。
ではインフレは景気がいいのかという必ずしもそうではありません。
インフレにも良くないインフレがあるのをご存知ですか?
よく考えてみてください。
2024年、信じられないくらい物価が上がっていませんか?
それに対し、給料は?上がっていません。
こんな状況で「欲しい!買いたい!」が増えるわけないですよね。
物価が高くなる要因が原材料の価格高騰や災害による品薄など
良くない理由で物価が高騰しているため、中々消費が増えないのが現状です。
購買や投資以外で物価が上がれば、BADインフレとなってしまいます。
いまがまさにこんな状況ではないでしょうか。
経済から事業を考える
経済について簡単に説明していきましたが、
今の経済状況を把握することは、消費者の行動を予測することにも繋がります。
そのため、経済についての基本的な知識とリアルタイムでの情報は経営する人にとっては欠かせない知識です。
これがわかっていないと、時代に合わないサービスを作ることになってしまいます。
ここからは、今後どんな事業が伸びるのかなどを考えてみましょう
少子高齢化社会で伸びる事業とは
ご存じのとおり、日本は世界でもトップレベルの高齢化大国です。
日本の高齢化率は約29%。
これからの日本は、高齢者が増働き手が減り高齢者が増える時代となります。
そんなお先真っ暗?な日本で今後需要が高まる事業は何だと思いますか?
これは正解は1つではありません。
例えば以下のような事業はどうでしょうか
■遺品整理事業:亡くなる人が多くなる。
■海外学校:労働力不足で海外からの働き手が増える
労働力不足を解消しようとするための人材派遣事業なども需要が高まるのではないでしょうか。
人口動態や推移などからも今後起こりうる課題を推測することで
これからの事業戦略や事業計画に活かすことができます。
オンライン広告会社は世界で通用する?
次は、オンライン広告事業です。
今、世界中で多くのオンライン広告事業を行っていますが、
例えば、アフリカでオンライン広告事業は有効だと思いますか?
アフリカのインターネット普及率は、国によって異なりますが、低いところで10%を下回るところもあります。
少し極端だったかもしれませんが、ターゲットとなる場所・地域の経済状況などを把握することも重要なポイントになります。
リスクの少ないサービスが求められる
先ほど、インフレ、デフレの話をしましたが、
今の日本は悪いインフレになるかと思います。
消費や投資とは異なる影響で物価が高まっています。
しかし、収入は増えない。
消費者の行動は、できるだけお金を使いたくない、ギャンブル消費をしない傾向となってくると思います。
そんな時代に必要なのは
・サブスク
・購入前の「確信の獲得」
・安売り市場からの抜け出し
一気に大きなお金を払いにくくなっている、ネットでリサーチする人も増えているため、サブスクで手軽に始められて、口コミなどでいいサービスか確認し安心できることが求められてくるでしょう。
サブスクモデルの解説は以前ブログでまとめたのでそちらをチェックしてみてください。
まとめ
今回は経済と経営について簡単にまとめてみました。
経済の知識はまだまだたくさんあります。
ニュースで出てくる言葉の意味を調べることからでもよいのかもしれません。
政策金利、日銀、103万円の壁、
これらの意味とその影響などを考えてみると学びも深まります。
■インフレは需要が多くなり、物価が高くなる
■デフレは供給が多くなり、物価が安くなる
■インフレもBADインフレがあるため、一概に景気がいいとは言えない
経営を学ぶには経済も学べ!以上!
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